アーコール Story Part.4

1957年、アーコールが世界に誇る斬新で機能的なチェアが誕生します。

『アーコールスタッキングチェア』。天然のニレ材とブナ材の美しさが見事に表現されたこのスタッキングチェアは、その名のごとく「スタッキング」すなわち重ねることができるチェアとして考えられました。

『アーコールスタッキングチェア』は垂直に積み重ねることができるという機能を、シンプルなデザイン性の中で追求した名作です。

また、その素材とデザイン性から非常に軽量で使い勝手の良いチェアとして人気を呼びます。

後に、このチェアはスクールチェアとしてさまざまなサイズが生産されます。その多くが小学校等の学校施設で使われ、アーコールチェアの代表作となるのです。

ただ、あまりに多く生産されたこのチェアは時代とともに飽きられてしまい一時生産中止になります。

その一方で多くのビンテージ(中古品)が機能性が良くデザイン性が高いと評価され、世の中にでて、使用されることとなるのです。

2004年、このチェアに小さい頃から親しみを感じて機能性を評価したイギリス人『マーガレットハウエル』女史がERCOL社とのコラボレーションの中で復刻にこぎつけます。

その、ファッションリーダーによる名作の復活は全世界で注目されることとなるのです。

現在では、オリジナルのクリアー色にアクセントになるカラーバリエーションを加え、インテリに遊び心を入れた存在として、絶大な人気を誇っています。 ブログTOPへ戻る

 


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